デジタル化がどんどん進み、色んな情報を素早く入手できる時代になっています。そんな中、世間の「物事のスピード」に対する要求が高まってきたのではないでしょうか。

ツイッターなど、瞬間的に自分の居場所や考えを知らせることができるツール。ネットのアクセスさえあれば24時間いつでも買い物や支払いができるサイト。数秒のうちに何百というリソースを表示する情報豊富な検索エンジン。

飲食店に行っても、セカセカしている人が多くなって気がする。もちろん、長々と待つ人間などいない。しかし、どの飲食店に行くときもファースト・フード屋さんに行く感覚でそれなりの期待を持つ人がいる。

パソコンの速度に関しても同じ態度が持たれる。パソコンの速度が遅いと仕事やオンライン活動が進まくなり、イライラする。「時間はお金」という表現が英語に存在するが、この表現ほど今の現状を描くものはないだろう。